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『ザ・世のなか力』発売中です!

 こんにちは、あんかけチャーハンが苦手なパオロ・マッツァリーノです。せっかくパラリと炒めたチャーハンに、なぜあんをかけてべちゃべちゃにするのか、意味がわかりません。
 新刊の『ザ・世のなか力』が発売されました。もう読んだという声もいただきました。ありがとうございます。

 内容紹介と目次ページを旧サイト内に作りましたので、よかったらご一読を。

 前回のブログで、私がネットで本を買ったことがないと書いたところ、驚いたかたもいましたけど、とくにポリシーみたいなものがあるわけじゃないです。
 私の場合千葉県在住で、家の近所にはごく小さな書店しかないので不便ですが、月に3回くらいは調査や打ち合わせなどで東京に行くので、ついでに大型書店で本を買えるんです。だからネットで本を買う必要がないというだけのことです。
 めったにないけど、急ぎで本が必要なときでも、東京まで行っちゃったほうが通販より早いし。
 もちろん本以外でネット通販を利用したことはありますよ。たとえばいま使ってるノートパソコンも、メーカー直販サイトで買いました。パソコンは家電量販店みたいなところで買うと、なんだかんだいっぱい機能やソフトがついてて高いんです。ある程度パソコンに詳しい人なら、メーカー直販のほうが必要な機能だけカスタマイズできて、すごく安く買えたりしますよ。って、べつにどこかの回し者ではありませんけど。
[ 2013/06/23 23:01 ] おしらせ | TB(-) | CM(-)

『ザ・世のなか力』もうすぐ発売です

 こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。いよいよ発売日が迫ってまいりました私の新刊『ザ・世のなか力――そのうち身になる読書案内』。
ザ・世のなか力

 いちおう6月20日発売予定になっておりますが、本の発売日ってわりとアバウトなんですよ。取り次ぎから届いたらどんどん店頭に並べちゃうような書店だと、20日より前に出ちゃいますし、地域によっては発売が遅れるところもあります。こればっかりは、私の一存ではどうにもなりませんので、ご了承ください。ネット書店はどうなの? 発売日を守るのでしょうか? 私はいまだにネットで本を買ったことがないもので、そのへんの事情がわかりません。

 今日は表紙カバーについてご紹介。今回、表紙イラストをお願いしたのは平井さくらさんです。モノや人を細かいところまで描きこむタイプのかたみたいです。ワタクシのホームグラウンドとなっているブオーノそば、古本屋兼立ち食いそば屋というシュールな設定の店内を、詳細にビジュアル化していただきました。書店で実物を手に取ったら、裏表紙も見てくださいね。カバーを外すとまたべつのイラストがありますが、それは買ってから。
 もちろんブオーノそばは空想上のお店です。古本屋兼立ち食いそば屋なんてむちゃな店舗は実在しません。たぶんしないはず。もしあったら教えてください。絶対見に行きます。
 それにしてもこの表紙、知らずに書店で目にした人は、なんだこれ? なんの本なんだ? と思うこと必至。これがブックガイドとは! ていうか、もともと私の本は基本的にすべて、なんだこれ? という本なのでしかたありません。オレはオレにしか書けない本を書くんだぜ! だれにでも書けるような本を書くくらいなら死ぬぜ! 一生パンクだぜ! と宣言していますので(おおげさ)
 表紙にはパオロ、裏表紙にはそれ以外のキャラが勢揃いしております。みんなイメージどおりで満足しております。安城子子子だけはちょっといい女すぎましたかね。でもブサイクに描いてくださいって注文もしづらいので、まあいいか。
[ 2013/06/17 07:24 ] おしらせ | TB(-) | CM(-)

バットとはさみ

 こんにちは、すき家ではもっぱらネギ玉牛丼を頼むパオロ・マッツァリーノです。あれって、タマゴの黄身と白身をわけて黄身だけ乗せて食べるのが基本みたいなんだけど、白身捨てちゃうのもったいなくない? 私はいつも黄身と白身を混ぜて全部かけちゃうんですけど、邪道ですか?

 最近おもしろかった映画2本。最近といっても2本ともWOWOWで見たので、劇場公開されたのは1年以上前だと思います。
 1本目はバットマン映画の『ダークナイトライジング』。映画通を気取る連中は、この作品をけちょんけちょんにけなして、前作『ダークナイト』をほめちぎるんですよ。
 たしかに前作は、ジョーカーという良心のかけらもない絶対悪にヒーローはどう立ち向かうべきかという、哲学的なテーマに挑戦していて、非常によくできた映画でした。それは認めます。認めるけど、ジョーカーが実質上の主役であり、最初から最後まで不愉快なあの作品を全然好きになれなかったんです。
 そこいくと『ダークナイトライジング』は、正統なヒーローものの範疇に収まってます(だから通は小バカにするんだろうけど)。ヒーローはなんのために戦うのか、というテーマに対し、監督と脚本家の出した答えは、こどもたちに未来への希望を持たせるため。
 ぼろぼろになるまで戦った末に、「ヒーローはどこにでもいる。少年の肩に上着を掛け、世界の終わりではないと励ますような男だ」といい置いて、核爆弾とともに飛び去っていくバットマンの姿に、涙が止まらなかったですよ。ヒーローもので泣くなんてあまりないことですが。
 録画してあったんで、結局、もう一回頭から観ちゃいました。冷静に見直すと、傷や矛盾の多い映画です。そもそもベイン軍団が街を壊す動機が意味不明。でもそれいうなら、前作のジョーカーだって確たる動機なんかないわけで、ベインもジョーカーも「リア充死ね」という動機で悪をやってるとしか思えません。そういうのが時代性なのかなあ。
 それでも私は、前作よりも『ライジング』のほうを断然支持します。せっかく新生バットチームが誕生したのにこれでシリーズ完結というのが残念ですが、ヘタに引っ張るほうがヤボですか。

 もう1本のおすすめは、バットマン映画とはジャンルも制作予算も知名度もまったく異なる地味でマジメな日本映画『はさみ』。
 理容・美容専門学校を舞台にした、教師と生徒たちの群像劇。後世に残る名作傑作かと問われたら否定することになってしまいますが、「いい映画」です。
 ごく普通の若者たちが、悩み迷い傷つき喜び悲しみ成長するのですが、残酷な現実の壁に行く手を阻まれます。ある者は成績優秀であるにもかかわらず、親が学費を払えなくなり退学を余儀なくされます。またある者は、せっかくやる気になったのに交通事故でケガをして国家試験を受けられなくなってしまう。
 それに対して安易な解決策や奇跡的なハッピーエンドを用意しないところが、この映画の良心です。とはいえ、絶望悲観映画ということでもありません。苦みは残るけど、観終えたあとの感じは悪くないんです。
 なにより、生徒役の若手俳優たちが、全然知らない人ばかりなんだけどみんな上手い。太った女の子なんて、お笑い芸人だそうです。あと、教師役の池脇千鶴さんが30すぎていたという事実を知ってびっくり。あのリハウスガールがねえ……。私も歳とるわけだ。
[ 2013/06/10 19:16 ] おすすめ | TB(-) | CM(-)

新刊発売決定!

 こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 緊急速報!!
 ってほど緊急のことでもないのですが、私の新刊がもうすぐ発売されます。
 その名も、
 『ザ・世のなか力 ~そのうち身になる読書案内~
 春秋社より6月20ごろ発売予定。予価1600円となっております。
 VERY誌で2年間、Web春秋で1年半連載した「悩めるお母さんのための読書案内」の、満を持しての書籍化です。

 それがなんでこんなタイトルになったのか? たぶん私の著書『つっこみ力』が念頭にあった上でのアイデアだったのでしょう。いろいろ提案されたなかから、春秋社の編集・営業と私とで真剣に話しあった結果、「とりあえずこれでいいか」となりまして、社内会議にかけてもらうことに。
 たぶんこんなふざけたタイトルは会議でボツにされるだろうなあと思って、私は新たにべつの案をいくつか用意していたら、編集から連絡があり、「『ザ・世のなか力』でオーケー出ました」
 マンマ・ミーア!
 ということなので、よろしくお願いします。

 肝心の中身ですが、連載42回分に加え、各回ごとにこれもおすすめとしてミニブックガイドを加筆しました。ですから全部で70冊くらいのおすすめ本を紹介しております。
 さらに、書籍だけのオリジナルとして、「がっかりした本大賞」を収録。毒舌やさぐれライターの安城子子子(しねこ)が、パオロにインタビューする形式となっております。
 表紙カバーと裏表紙のイラストでは、なんと立ち食いそば屋兼古本屋ブオーノそばの店内の様子が明らかに! そしてキャラ全員が登場しているので、今回、子子子も初ビジュアル化されました。ということで子子子ファンは必読ですね(ファンなんているのか?)
 今回の情報はここまで。続報はあらためてお伝えします。
[ 2013/06/04 10:42 ] おしらせ | TB(-) | CM(-)
プロフィール

Author:パオロ・マッツァリーノ
イタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。父は九州男児で国際スパイ(もしくは某ハンバーガーチェーンの店舗清掃員)、母はナポリの花売り娘、弟はフィレンツェ在住の家具職人のはずだが、本人はイタリア語で話しかけられるとなぜか聞こえないふりをするらしい。ジャズと立ち食いそばが好き。

パオロの著作
みんなの道徳解体新書

日本人のための怒りかた講座

エラい人にはウソがある

昔はよかった病

日本文化史

偽善のすすめ

13歳からの反社会学(文庫)

ザ・世のなか力

怒る!日本文化論

日本列島プチ改造論(文庫)

パオロ・マッツァリーノの日本史漫談

コドモダマシ(文庫)

13歳からの反社会学

続・反社会学講座(文庫)

日本列島プチ改造論

コドモダマシ

反社会学講座(文庫)

つっこみ力

反社会学の不埒な研究報告