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最近おすすめのテレビ

 こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。
 開始前は続編という企画の安易さから、コケる予想も多かった『HERO』でしたが、フタを開けてみれば期待を裏切らない良作でした。キムタクさんを無条件で叩く人たちって、何の恨みがあるんでしょうね。タレントをゴリ押しでドラマに使わせてるとか批判して事情通を気取る人がいますけど、そんなのどうでもいいじゃない。作品の出来がすべてなんですから。
 だったら、キャストをすべて実力派俳優で固めた『MOZU』が、なんでもっと激賞されなかったのか不思議です。私はWOWOWの再放送でまとめて観たのですが、やられましたね。日本のテレビも、アメリカのテレビドラマ並みのハードアクションが撮れるじゃん。しかも、散りばめられたナゾの数々を、シーズン2までできちんと回収できてるのも良心的。アメリカのドラマって、ナゾを増やしてひっぱって、結局謎解きをせず終わっちゃうのが多いんですよね。腹立つ。
 とかいいつつ、最近観たなかでダントツだったのは、アメリカの『ブレイキング・バッド』。ようやくうちの近所のレンタル屋にもDVDが入ったんで、とりあえずシーズン2まで観たところです。ガンで余命いくばくもないと宣告された冴えない化学教師のおっさんが、麻薬製造販売をはじめる話。最初は家族に金を残すためだったけど、じょじょに悪のパワーゲームの魅力に取り憑かれ、死と暴力に無頓着になっていく様にゾッとします。
 それと、ドラマじゃないんだけど、NHKBSの『世界入りにくい居酒屋』が10月からレギュラー放送になるようです。観光客が絶対足を踏み入れそうにない路地裏にある、地元の常連しか行かない居酒屋を紹介する番組。夏にやった2回のパイロット版がおもしろかったので期待してます。
[ 2014/09/24 22:43 ] おすすめ | TB(-) | CM(-)
プロフィール

Author:パオロ・マッツァリーノ
イタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。父は九州男児で国際スパイ(もしくは某ハンバーガーチェーンの店舗清掃員)、母はナポリの花売り娘、弟はフィレンツェ在住の家具職人のはずだが、本人はイタリア語で話しかけられるとなぜか聞こえないふりをするらしい。ジャズと立ち食いそばが好き。

パオロの著作
会社苦いかしょっぱいか

みんなの道徳解体新書

日本人のための怒りかた講座

エラい人にはウソがある

昔はよかった病

日本文化史

偽善のすすめ

13歳からの反社会学(文庫)

ザ・世のなか力

怒る!日本文化論

日本列島プチ改造論(文庫)

パオロ・マッツァリーノの日本史漫談

コドモダマシ(文庫)

13歳からの反社会学

続・反社会学講座(文庫)

日本列島プチ改造論

コドモダマシ

反社会学講座(文庫)

つっこみ力

反社会学の不埒な研究報告