こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。THE MANZAI 2013の最終結果には納得しつつも、私が二本目のネタも見てみたいと思った東京ダイナマイトと風藤松原はどちらも最終決戦に残れなかったのが残念。
M-1のころからずっと思ってたんですけど、審査員の関西芸人さんたちは、やっぱり後輩の関西芸人に点が甘いような気がするのは、関東在住者のひがみでしょうか。
大阪には何度も行きましたが、そのたびに――というか大阪に何日かいて、東京に帰ってくると、東京駅のエスカレーターが遅いように感じるんですよ。これも気のせいなんですかね?
大阪はエスカレーターの速度を全般的に早めに設定してあるんじゃないかって前から疑っているのですが、何十台ものエスカレーターで計測して平均値を出さないと確かめられません。エスカレーターのメンテナンス業者のかたならご存じなのでしょうか。
私は早めのエスカレーターのほうが気分がいいんで、もし、ホントに気のせいでなく大阪と東京で差があるのなら、大阪基準に合わせてほしいくらいですが、年寄りとか脚の不自由な人は逆に遅めがいいのでしょうし、むずかしいところです。数年前、年寄りがたくさん集まる巣鴨駅で降りたら、エスカレーターがこれでもかってくらいに遅くしてありました。
急ぐ人が階段みたいに使えるように、エスカレーターの片側を空けるべきかという論争もなかなか決着がつかないようです。
安全面という論点はとりあえずおいときまして、利用者の利便性の面だけを考えたいのですが、私は片側空けにやや批判的です。
というのは、地下鉄構内なんかには、ものすごく長いエスカレーターがあるんです。こういうのには、上らない側に長蛇の列ができてしまいがち。
その列を見てうんざりし、空いてる片側につい足を踏み入れてしまい、上を見上げたら頂上がものすごい上にあって、しまった、と後悔しつつも、途中で歩みを止めてしまうと、あとからのぼってくる人に、なにやってんだ、止まるんじゃねえよと無言のプレッシャーを受けそうだし。
私も四十すぎて元気に階段をのぼるのがおっくうになってきたもので、ちかごろでは、のぼらないほうの列に並ぶことが多いのですが、そのときに理不尽さをおぼえるんです。
だって、こっちには行列ができてるのに、もう片側はガラガラなんですよ。なんで一部の急ぐヤツの利便のために、のぼらない大勢の人が行列に並ばないといけないのか。片側を空けず、左右とも一段ずつ互い違いに人が乗ってしまえば――上から見るとこんな感じね。
そうすれば、待ちの行列は半分くらいになって、結局は、多くの人にとって利便性が高まるように思うんだけどなあ。どうなんでしょ。どっかのテレビ番組とかで、これ検証してくれませんかね?