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『「昔はよかった」病』いよいよ発売です

 こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。
 直撃はまぬがれた関東でも、台風のせいでときどきザーッと雨が降ってきて、気温も湿度も高く、息苦しくなる気持ちの悪い気候です。暑いのが苦手、夏が苦手な私にはこたえます。
 そんななかではありますが、新潮新書『「昔はよかった」病』がいよいよ本日17日発売です。
 ネットでお買い求めのみなさんには天気はあまり関係ないでしょうけど、書店でお求めのみなさんは、お足もとの悪いなか、そして、『火花』を求めるお客さんでごった返すなか、足を運んでいただきありがとうございます。

 本になって読み返してみると、いつもの自分の文章に比べて改行が多いなあと感じました。これは雑誌連載だったからです。おそらく早く読めるようにとの配慮なのでしょうが、雑誌は1行の文字数を少なくしてあります。だから改行しないままずっと続けると、活字のカタマリみたいになってしまいます。それで頻繁に改行してしまいがちなんですが、見た目優先で改行してしまうから、結果的に日本語の文章では、段落というものの意味がなくなってしまってるんですよね。

 例によって、左の著作一覧の表紙画像をクリックすると、著書紹介ページへとリンクしていますので、よかったらご一読を。
 安心してください。クリックしても購入を迫るページに飛ぶわけではありません。私は自分のサイトやブログに広告みたいのは入れてません(FC2が自動的に入れてしまうものはべつとして)
 もし、私がアフィリエイトとかをはじめたら、ああ、いよいよ生活が苦しくなったんだな、と思ってください。

 今作も、あたりさわりのありまくる内容となってますので、賛否両論出るとは思います。これまでの経験上、私のことを評価している人は、有益な指摘をしてくれます。ここはこういう史料もあるけど、どうなのか、とか、反論するにしても具体的にしてくれるんです。
 ところが私を嫌ってる人たちは、精神論的な批判や、的外れなケチをつけるばかり。たとえば、こないだ少年犯罪の実名報道についてブログに書いたときも、私の主張に真っ向から反論できないもんだから、悔し紛れにミドルネームについての記事にケチつけまくって私をやっつけたつもりになってるヤツらがいましたし。
 まあ、今作も大量の情報が詰まってますから、どこかにケチつけようとすればいくらでもつけられるでしょ。こんなに情報が濃縮されて詰めこまれてる新書はあまりないということだけは自負してます。
 とはいえ、いつものように私は極力レビューを読まないことにします。どうか私に遠慮せず、ご自由に感想を述べてください。
[ 2015/07/17 14:30 ] おしらせ | TB(-) | CM(-)
プロフィール

Author:パオロ・マッツァリーノ
イタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。父は九州男児で国際スパイ(もしくは某ハンバーガーチェーンの店舗清掃員)、母はナポリの花売り娘、弟はフィレンツェ在住の家具職人のはずだが、本人はイタリア語で話しかけられるとなぜか聞こえないふりをするらしい。ジャズと立ち食いそばが好き。

パオロの著作
つっこみ力

読むワイドショー

思考の憑きもの

サラリーマン生態100年史

偽善のトリセツ

歴史の「普通」ってなんですか?

世間を渡る読書術

会社苦いかしょっぱいか

みんなの道徳解体新書

日本人のための怒りかた講座

エラい人にはウソがある

昔はよかった病

日本文化史

偽善のすすめ

13歳からの反社会学(文庫)

ザ・世のなか力

怒る!日本文化論

日本列島プチ改造論(文庫)

パオロ・マッツァリーノの日本史漫談

コドモダマシ(文庫)

13歳からの反社会学

続・反社会学講座(文庫)

日本列島プチ改造論

コドモダマシ

反社会学講座(文庫)

つっこみ力

反社会学の不埒な研究報告