こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。オリンピックとラーメンには、まったく興味がありません。世間と自分の温度差をもっとも感じるのが、この2点。
アマゾンで買い物したことがない、ってのも、いまどきの世間の感覚とズレてるのでしょうか? そういうわけで、『「昔はよかった」病』がアマゾンで長期欠品になってるよといわれてのぞいてみたら、ホントだ。え、3~5週間待ちなの? ウソでしょ。数量限定のこだわりチーズケーキかなんかとまちがえてんじゃないの?
おかげさまで売れ行きも好調とのことで、先日増刷してもらえましたので、アマゾン以外の書店では普通に買えるはずなんですけどね。出版社の話ですと、アマゾンは独自の仕入れをしているらしく、出版社も営業をかけられず、動向がよくわからないらしい。へえー。不思議な企業文化なんですね。
半年前に脱稿して預けておいた単行本の原稿がようやく出版されることとなりまして、いま校正作業が進行中です。
もう出版社のほうが新刊情報を流しているようなんで、ナイショでもなんでもないのですが、今度のテーマは中華です。孔子と『論語』をいつもの私の流儀で歴史や文化面など、これまでとちがう角度から解剖したらどうなるか。
孔子がいかにポンコツおじさんだったか、という観点から、学校で習うイメージをぶち壊すようなことを書いてるので、またきっと、怒る人が出るんだろうな。
解釈だけでなく、日本の『論語』受容の歴史など、文化史の意外な事実で外堀から攻めてたりもしますので、これまでとは異なるおもしろさを提供できていると思います。本の発売は10月を予定しています。詳細が決まりましたら、またお伝えします。
[ 2015/09/02 23:06 ]
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