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オリンピックに興味はないけど疑問はあります

 こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。
 私はスポーツ全般にほとんど興味がありません。毎年、夏はツールドフランスの総集編を見て、冬はアメフトのスーパーボウルを見るくらい。以前はNFLの試合をたまにBSで見てましたけど、最近は遠ざかってます。シーズン中は、日テレでオードリーがやってる『NFL倶楽部』で全試合ダイジェストをチェックするだけですね。

 そんなわけで、私にとってオリンピックに対する興味は、コミケに対する興味と同程度です。ニュースなどで流れるから、あ、やってるんだ、とわかるけど、そうでなかったらいつやってたのかも知らずに終わることでしょう。
 でもニュースを見れば毎日オリンピックの話題ばかりだから、関心がない人もいやがおうでも、ある程度の知識を得るわけです。
 そこで、疑問に思ったこと。

 ワールドカップのときには、にわかファンが騒いでるのをキビシく批判する人が必ず現れるのですが、その人たちは、なんでオリンピックで騒いでる人を「にわかファンめ!」と批判しないの? 

 3位決定戦って、必要なんですか?
 スコアやタイムを競う競技なら上から3人まで自動的に決まるからいいんだけど、対戦形式の競技では、準決勝で敗れた時点で、選手のモチベーションはゼロになってるでしょ。そこへ、「はーい残念でした。じゃあ気を取り直して3位決定戦やってくださーい!」ってのは酷ですよ。3位決定戦というけど、負けるほうは二度負けるんですよ。そんな屈辱を味わわせるのがオリンピック精神なんですか?
 だからオリンピックでは、準決勝で負けた選手には、両方とも銅メダルあげればいいんじゃないの。ぜひ、東京オリンピックではこの案を採用していただけるよう、ご検討のほどを。
[ 2016/08/17 10:43 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)
プロフィール

Author:パオロ・マッツァリーノ
イタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。父は九州男児で国際スパイ(もしくは某ハンバーガーチェーンの店舗清掃員)、母はナポリの花売り娘、弟はフィレンツェ在住の家具職人のはずだが、本人はイタリア語で話しかけられるとなぜか聞こえないふりをするらしい。ジャズと立ち食いそばが好き。

パオロの著作
つっこみ力

読むワイドショー

思考の憑きもの

サラリーマン生態100年史

偽善のトリセツ

歴史の「普通」ってなんですか?

世間を渡る読書術

会社苦いかしょっぱいか

みんなの道徳解体新書

日本人のための怒りかた講座

エラい人にはウソがある

昔はよかった病

日本文化史

偽善のすすめ

13歳からの反社会学(文庫)

ザ・世のなか力

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日本列島プチ改造論(文庫)

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コドモダマシ(文庫)

13歳からの反社会学

続・反社会学講座(文庫)

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コドモダマシ

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反社会学の不埒な研究報告