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私の懐メロ

 こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。森ガールだの山ガールだのと、昨今よく耳にしますけど、先日、BSのテレビ番組表で「神話のふるさとを旅する古事記ガール」とかいう番組を発見しました。いくらなんでも「こじきガール」はマズいでしょ。きっと、誤解を招きます。

 さて、ダウンロード全盛時代なのにいまだCDボーイである私。先日もCDショップに足を運んだところ、すごい懐メロCDを発見しました。
 ハーブ・アルパートの『ファンダンゴ』が輸入盤で復刻されてるではないですか!

 デジカメ画像なんで、もやっとした写真ですいません。
 私にとっての懐メロは、80年代の洋楽が中心です。で、このCDが1600円前後で買えるんです。以前CD化されたことはあったみたいですが、なぜか廃盤状態が続いていて、中古屋で1万数千円の値札がついてるのを見て驚いたものです。そこまで払う価値はないけど、1600円なら即買いでしょ。
 ハーブ・アルパートといいますと、オールナイトニッポンのテーマ曲を連想されることが多いのですが、あれはちょっと泥臭いメキシコ音楽っぽいのをやってたころのヒット曲。私の世代にとってのハーブ・アルパートは、都会的なラテンフュージョンをやってて、ウイスキーのCMでラッパ(トランペットね)吹いてたかっこいいオッサンのイメージです。
 たぶん40代以上の人だったら、このCDの一曲目のアタマ10秒くらい聴けば、ああ、これか! とおわかりいただけるはず。
 むかしのフュージョンって、いまの耳で聴くと旅番組のBGMみたいで時代遅れに感じることも多々ありますが、これはまだいけるんじゃないですか。
 試しに聴いていただきたいのですが、日本のitunes storeにはまだ入ってないみたいだし、ネットで試聴できるところがなさそうなのが残念です。お店でみかけたらぜひ。
[ 2013/03/20 09:55 ] おすすめ | TB(-) | CM(-)
プロフィール

Author:パオロ・マッツァリーノ
イタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。父は九州男児で国際スパイ(もしくは某ハンバーガーチェーンの店舗清掃員)、母はナポリの花売り娘、弟はフィレンツェ在住の家具職人のはずだが、本人はイタリア語で話しかけられるとなぜか聞こえないふりをするらしい。ジャズと立ち食いそばが好き。

パオロの著作
つっこみ力

読むワイドショー

思考の憑きもの

サラリーマン生態100年史

偽善のトリセツ

歴史の「普通」ってなんですか?

世間を渡る読書術

会社苦いかしょっぱいか

みんなの道徳解体新書

日本人のための怒りかた講座

エラい人にはウソがある

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13歳からの反社会学(文庫)

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