こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。森ガールだの山ガールだのと、昨今よく耳にしますけど、先日、BSのテレビ番組表で「神話のふるさとを旅する古事記ガール」とかいう番組を発見しました。いくらなんでも「こじきガール」はマズいでしょ。きっと、誤解を招きます。
さて、ダウンロード全盛時代なのにいまだCDボーイである私。先日もCDショップに足を運んだところ、すごい懐メロCDを発見しました。
ハーブ・アルパートの『ファンダンゴ』が輸入盤で復刻されてるではないですか!

デジカメ画像なんで、もやっとした写真ですいません。
私にとっての懐メロは、80年代の洋楽が中心です。で、このCDが1600円前後で買えるんです。以前CD化されたことはあったみたいですが、なぜか廃盤状態が続いていて、中古屋で1万数千円の値札がついてるのを見て驚いたものです。そこまで払う価値はないけど、1600円なら即買いでしょ。
ハーブ・アルパートといいますと、オールナイトニッポンのテーマ曲を連想されることが多いのですが、あれはちょっと泥臭いメキシコ音楽っぽいのをやってたころのヒット曲。私の世代にとってのハーブ・アルパートは、都会的なラテンフュージョンをやってて、ウイスキーのCMでラッパ
(トランペットね)吹いてたかっこいいオッサンのイメージです。
たぶん40代以上の人だったら、このCDの一曲目のアタマ10秒くらい聴けば、ああ、これか! とおわかりいただけるはず。
むかしのフュージョンって、いまの耳で聴くと旅番組のBGMみたいで時代遅れに感じることも多々ありますが、これはまだいけるんじゃないですか。
試しに聴いていただきたいのですが、日本のitunes storeにはまだ入ってないみたいだし、ネットで試聴できるところがなさそうなのが残念です。お店でみかけたらぜひ。